洗濯機と冷蔵庫って何で横向きがダメなの?故障する原因はコレ!

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洗濯機や冷蔵庫は機能性が向上するに伴い大型化する傾向があり、引越しの際には運搬で難儀しますね。

大型タイプになれば、本体の横にくぼんだ取っ手が付けられおり、立てて楽に運べる様に配慮がされています。

本当は2人で横にして運んだ方が楽なのに、どうしてこんな持ち手があったり、横向きはダメなのでしょうか?

どちらの家電も横向きNGの理由は、内部構造に大きく関係しています。

洗濯機は、内部で回転するドラムは下部で固定されているだけ(宙づり状態)の構造になっていますが、これを横にする事で固定している部分に余計な負荷が掛かってしまいます。

構造によって違いがありますが、下部の部分の中心に軸が取り付けられ、モーターと直接接続している場合もあれば、ベルトでモーターとドラムを繋ぐ場合もあるのですが、いずれも横にすると中心軸がずれたり固定するパーツが壊れることがあります。

そうなると内部のドラムが回転する際に速度が遅くなったり異音を発する原因となり故障となってしまいます。

また、一昔前の二槽式の機種の場合は構造に大きな違いがありますので横向きで運ぶことは可能とされておりますが、ドラム式(斜めドラム式も同様)と全自動式の場合は横積みは厳禁となっています。

重量のあるタイプなら無理せず、安く運んでくれる引越し業者に依頼して下さい。

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※ドラム式を運搬する際は、傾けたり横にしないと通せない箇所もありますので、洗濯槽を固定する専用のネジの取り付けが必須です。

設置後は、固定ボルトを外し、ドライバーでカバーを取り付ける事も留意して下さい。

次に、冷蔵庫の場合は、コンプレッサー内部に潤滑油の役割としてオイルが流れています。

横向きにする事で、このオイルが全く関係の無い場所に内部の配管を伝わって流れていってしまいます。

オイルの無い状態で動作させる事で、コンプレッサーに負荷がかかり、故障し、結果全く冷えないという原因になってしまいます。

コンプレッサーは圧縮装置のことで、気体を圧縮させ冷気を出し内部を冷やす、いわば冷蔵庫の心臓部分です。

故障の場合は10万弱かかる事もあり、買い替えた方が安くなるケースが多いです。

もし、万が一横にして運んでしまった場合は、しばらくは立てたまま電源を入れずに放置して下さい。

また、冷えが悪い場合は、一旦電源を抜きさらに時間をおいてからコンセントを差し込んで下さい。

※注意事項は説明書を見ると細かく説明が書かれていますが、各社の公式サイトでも冷蔵庫は立てて運ぶ事と明記されています。

また、引越し後に調子が悪いと感じた場合は、遠慮せずに輸送依頼をした業者に連絡を取るようにして下さい。
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